外貨預金の利息
円高の影響で外貨預金がクローズアップされてきました。また、ネット上で気軽に外貨預金をできる銀行が増えたことと、高金利で比較的少額の余裕資金によって始められることも外貨預金の人気に拍車をかけているようです。
外貨預金が高金利といっても、最終的に金利に似合う利息を手にすることができるとは限りません。外貨預金は刻々と変化する為替相場に連動していること、為替手数料がかかることなど様々な要件があります。つまり、もし1年定期で外貨預金をしたとして、普通の円定期預金のように、一年後の円替時には預金額×金利=利息を受け取ることができると単純に見積もることはできないということです。
税金や手数料を除外して単純に計算すると、1米ドルが100円のときに100万円で1万米ドルを購入5%の金利で1年の外貨定期預金をしたとします。1年後の満期時には、利息を含めて1万500米ドルになり、日本円に換算すると利息込みで105万円を手にすることができそうです。
しかし、満期時の為替相場が1米ドル90円と円高となった場合、円替した受取額は94万5千になり、当初の外貨預金額が元本割れした、つまり為替損益を生じたことになります。利息は全く期待できない上に、税金や為替手数料などもかかってきますので、損益はさらに大きくなります。
一方で、満期時に1米ドルが110円の円安相場なら、115万5千円になり、15万5千円の利息を手にすることができ、為替差益を得ることができます。この場合は円ベースで15.5%の金利ということになります。当然、税金や手数料が差引かれると、実質の利息は減少しますし、場合によっては利息なしやマイナスになる場合もありますので、銀行サイトなどでシュミレーションをして、円替時に手数料等を含めても損の出ない為替適用レートを予め知っておいたほうが良いでしょう。
外貨預金を上手く資金運用をするには、金利の他に、日々の為替変動、手数料、税金など細かな点まで注意を払う必要があることを念頭にいれておきましょう。
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